【自己肯定】セルフラバーのベースはありのままの自分を肯定すること。努力の有無はその後!

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自分を愛することのベースって努力することだっけ?

「ナルシスト」と「セルフラバー」って、同じに見えてまったくの別物なんです。

ナルシストは、他者からの評価を求めている状態。「俺ってカッコイイだろ?」「仕事できるいい男だろ?」みたいな。それこそ、総合商社にいるときにたくさんいた“一見モテているような人”はそうでした。

セルフラバーは、他人がどう思おうと関係ない。「誰がなんと言おうと俺はやり尽くした」と言い切れる。健全に自己評価ができている状態です。

引用元:「僕はナルシストじゃない、セルフラバーです」バチェロレッテ参加の黄皓が語る“モテる自信”|新R25 – シゴトも人生も、もっと楽しもう。

リアリティーショーに出演されていた方の、こんなインタビューを以前に目にしていました。

「セルフラブ」や「セルフラバー」という単語はここ1年くらいで耳にするようになった印象がある言葉です。「セルフラブって愛とついているけれど、自己肯定から始まる気が……」なんてぼんやり思いながら読み進めていたんです。
そこで出てきた、「ナルシストとセルフラバーの違い」がどうも自分の中に落とし込めない。どちらも「自己愛」という言葉で括られそうだけど、中身は明らかに違う。
そもそもセルフラバーってなんぞや?の認識が、私個人としてはここに書かれていることが「人によっては病むやつですよ?」と思うんです。
自分に対する愛は時に努力することでもあるけれど、本来、愛とはありのままを肯定すること。セルフラブって「自分をありのままのまま肯定する」ことがベースで、いきなり努力と結びつけるのは違う気がする。そもそも健全な自己評価って努力とは関係ない。むしろ努力したという事実によって自分を過大評価する可能性すらあると思うし……。

なんて、自己肯定ベースでナルシストとセルフラバーについて考えていたら、結局こういうことなのかな?と端的に思いついたことがありました。

ナルシストとセルフラバーの違い、これでは?

ナルシストは自分に恋している。

セルフラバーは自分を愛している。

私の中でのこの2つの違いは、これで説明がつくのでは?と思ったんです。

恋は微熱がある状態

恋って、相手を好きな理由が時に条件付きだったりする。37.8℃くらいのちょっとぽぉっとのぼせた感じで相手を好き。相手に対して気持ちのアップダウンが激しくて、期待しすぎて病んだりもする。2人がどう見られているのか、人目が気になって、人に関係を認めてもらいたがる。相手を信じたいと願う。相手の長所が大好き。そして、相手からの承認を求める。

愛は平熱の状態

愛って、相手の存在自体が好き。平熱のテンションで相手を好きで、愛していて、愛おしむ。時に葛藤もするけれど相手を受け入れ、時に許す。外野が何と言おうと関係なく、自分の意思で相手を愛している。相手を信じるより先に、相手から信じてもらえる自分になろうとする。相手の欠点が愛おしい。

相手を自分自身という言葉に置き換えたら、ナルシズムとセルフラブってこれなのでは、って気が付きました。

自己肯定はありのままの自分を肯定すること

ところで、自分を大切にするとか愛するといったことから派生しますが、ここ1年くらい「自分を褒めることと自己肯定は全く別物。」と発言することが増えました。自分を大切にしたいから自己肯定感を高めたいって言いながら、混同している人が周りでも多いのが気になりまして……。
そもそもこれらは意味が違うんです。辞書引いたり英訳してみると、出てくる単語が違います。英訳だと褒めるはpraise、肯定するはaffirmとかsay yesとか。被る言葉はないはずです。
肯定は「その通りだと判断し認めること。同意すること。」なので、「仕事したくない」「眠い起きたくない」そんな自分を肯定することも自己肯定なのです。もしかしたら「自己肯定からの自己受容」という説明の方がすんなり理解できるかもしれません。
恋してる相手には、褒めることはするけど、ダメなところはまず怒ったり幻滅するじゃないですか。愛してる相手の場合は、確かに怒ったりもするかもしれませんが、ダメなところを一旦肯定し受け入れるというフェーズが入ってくると思うんです。その上で何が嫌なのかを伝えたり、要求を伝えたりします。相手の欠点を受け入れることができると、その欠点すら愛おしくなったりする経験、あなたにもありませんか?あくまでも個人の意見ですが、肯定と愛することがリンクする一つの例がこのようなものだと思っています。そして、これを自分自身に対して行うのが自己肯定の一つ。
同時に、自分を伸ばすことはとても素晴らしいのですけど、それと自己肯定を結びつけちゃうとちょっと違うと思うんです。なぜならば、伸ばした自分しか肯定できないならそれは条件付きになってしまうから。ダメな時に寄り添って愛してあげられないと、ダメな時に病んでしまう。ダメなところもやり抜いたところも双方肯定してあげるのが自己肯定であり、自分を愛することだなと思っています。

ダメな自分も肯定できるといつの間にか成長するパワーが湧いてくる

ダメな自分を受け入れるのは最初は大変です。ぶっちゃけダメな面がない方が楽だし、すごい自分でありたいと思うし。私も昔はダメな自分を責め続けていました。
でも自分を大切にできない自分を変えたいと思って勉強しているうちに正しい自己肯定を知って、最初は「嘘でしょ?」と思いながらも一旦素直に話を聞いて実行してみようと思ったんです。
試しに、たとえば何かの失敗をする度に「クライアントとの会食に遅刻した、まぁいいんじゃない」「請求書間違えた、まぁいいんじゃない」、やる気がなければ「今日は仕事を本当にしたくない、まぁいいんじゃない」「〇〇ちゃんとのランチ眠くて行きたくないわ、まぁいいんじゃない」と半ばロボットのように自分自身に対して、まるっと一旦受け入れる肯定の言葉を言い続けてみたんです。いいも悪いもこうやって言い続けてみたら、いつの間にか心から自己肯定ができるようになっていました。まるで自分の中にもう一人の、おかんみたいな自分がいるように。子育てでも1回子供のこと肯定してから叱れとは言いますが、それに近い感覚で自分自身と対峙できるようになり、そのままの自分で存在してていいんだと思えるようになったんです。そして、母親に適切な形で見守られた子供はぐんぐん勝手に成長していくように、自分のために成長するのが楽しくなったし、もっと挑戦したいと思えるようになりました。
加えて、自己肯定をすると、一旦肯定されたことによって頭が冷静になって、判断が早くなったという副効用的なものもありました。先述の「ランチ行きたくない」問題、今までは「行くのがだるいでも行かなきゃでも行きたくないでも(以下エンドレス)」とグダグダした気持ちのせめぎ合いの中準備をした挙句、そんなテンションだから遅刻をしてさらに嫌な気分に……というパターンにハマっていたのです。でも一旦「行きたくない!」と肯定することによって頭が切り替わって「でも約束したからな」とスパッと気持ちが切り替えられるようになりました。仕事で乗り気じゃない時にも「やりたくないのーーーーー」「そう、私仕事今やりたくない気分なの(自分にヨシヨシ)」「いやでも仕事だからね」となぜかフッと切り替えて着手できる不思議。正しい自己肯定は、自分で自分を諭すことに近い面もあるのかもしれません。

自己肯定の土台の上に自尊心を乗せていこう

対して、自己効用感、自己有用感、自尊心といったものを意図的に育てるなら「できた自分を褒める」「できることを増やしていく」ことをやっていけばいいと思います。自己肯定の土台を築いた後からは、冒頭のバチェロレッテの方と考えは近いです。自分の能力を育てることも、自分を大切にすることに含まれるし、自分を愛していることの一環だというのはごもっともです。
ですが、繰り返しますがこの土台には「正しい自己肯定」がないと人は病みます。なぜって「頑張っている私」だけを肯定し、「頑張っていない私」を全否定するという「条件付き」状態になっているから。条件をつけられると人は疑心暗鬼になり、それを自分自身にしてしまうと、自分を信じられなくなってしまうんです。

自己肯定ができると他者も肯定できるようになり、生きるのが少しラクになる

自己肯定を通じてセルフラブができるようになって、人間関係がだいぶ楽になりました。なぜならば、自分だけじゃなくて他者まで愛おしいと思うようになったから。それによって、変なストレスを抱えなくなったんです。
適切に自分を愛せるようになった時、それは適切な自分の愛し方がわかる状態になったということ。そしてその愛し方、肯定の仕方や自分を大切にする方法はそのまま他者へも自然と転用されていきました。
1年前までは、私は人を好きになったり、気遣ったり、大切にしようとしていたけれどきっと愛せていなかったんです。人の幸せに嫉妬なんて日常茶飯事で。でも今は、家族や、友人や、友人の家族や、お仕事でお世話になる人など、出会うたくさんの人を愛おしむことができるようになりました。相手をまず肯定できるようにもなりました。今ね、周りにいてくれる人誰に対して、笑っちゃうくらいみんなどこか可愛くて愛おしいって思うんです。たまに嫌な人や合わない人にも会うけど、そういう時は嫌じゃないところまで距離を取るだけ。「あなたとの距離はこれくらいが適切」という自分の感覚を肯定できるから、距離を取ることにも躊躇がなくなりました。
同時に、これが恋愛になった時に自分が相手に対してどうなるのか興味深くあったりもします。パートナーになった人の愛し方が不器用で下手くそだって「いいんじゃない、それがあなたの愛し方なら」って今なら愛おしさを噛みしめながら言ってしまうんだろうでしょう。私が笑い上戸だから相手の不器用さに笑ってしまうかもしれないけど、そんなやり取り全部含めて愛おしいな、と思えそうな気がします。

恋愛本ですが、自己肯定感についても詳しく取り上げている章があって非常にわかりやすいです。
表紙がピンクですが、スピ要素なしの心理学本で男性にも読んでほしい。

自己肯定感がおかしなことになっている人は、アタッチメントタイプについても知った方が良いです。
まずは読み通してみて。目を背けたくなる人もいると思うのですが、じわじわと内容が効いてきます。
私は昔不安型と回避型の混合タイプでしたが、自己肯定ができるようになって安定型になりました。

自己肯定感を育んだら、次に挑戦したいのは真剣な恋愛。
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女性側から見て変な人が少ないし、しっかりとメッセージのやり取りをしてくれる男性ばかりです。